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Channel: Ichiya Nakamura / 中村伊知哉
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デジタルサイネージジャパン2022

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デジタルサイネージジャパン2022

デジタルサイネージジャパン2022@幕張。

実行委員長として開会挨拶。

「おかえりなさい。戻ってきました。リアルが。

2年半の巣ごもりの間、世間のDXが一気に進んで、街メディア、デジタルサイネージも一皮むけます。

バーチャルとリアルの新しい関係を築きます。」

https://www.dsignage-expo.jp/



10年前の311で節電要請がありサイネージは辛い目にあったが、すぐに安全・安心の公益情報を共有するメディアとして認知されました。

アフターコロナもハイブリッドの世界で新たな役割が認識されるでしょう。

それをリアルとオンラインの、ハイブリッドでご覧ください。」




アワードもリアル復活。

審査委員長として挨拶。

「コロナでデジタルが主役になった。

しかし巣ごもり、お外のサイネージにとっては試練でした。

コロナ後、密は戻るけど、元の姿ではない。

デジタルとリアルのハイブリッド。

つまり、改めてデジタルサイネージの時代です。」




「欧州の戦争は史上初めてデジタルが主戦場になった戦争でもある。

サイバー攻撃、フェイクニュース、デジタル金融制裁。

デジタル産業のわれわれにとっても無縁ではない。

デジタルを使って、平和で楽しい社会を築くことができるよう、貢献したい。

このアワードで未来を共有できればと願います。」




アワードグランプリ「新宿東口の猫/GIANT 3D CAT」。

ぼく「アフターコロナはネコの時代」という本を書きました。

コロナでおうちのネコが大きい顔をしているから。

でもおそともネコなんですよね。

このランドマークがインバウンドを引きつけるスポットになりますよう。

https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2022-shinjukucat19





アワードでは他に11の優秀賞が選ばれました。

NTTの東京五輪サイネージ、東京ドームの巨大ビジョン、LIVE BOARD(電通+ドコモ)の飲食店OOH、羽田空港のロボット+スクリーンなど、コロナで進化したサイネージのかずかずがみられます。

チェックください。

https://digital-signage.jp/openevent/award/2022winner/




展示を数点拾ってみましょう。

ニューフォリア。

画面前にいる人の視線を読み取って表示を変えるシステムや、タッチしなくても指で操作できるディスプレイ。

接触を避けるコロナの落し子、かな。




顔認識もたくさんありました。

これもディスプレイに対するインプットのテクノロジー。

マスクでも正確に把握するよう精度も向上したそうで。

これもコロナの落し子、かな。

・・けどぼく5歳若いよ




気になったのは壁美人という商品の展示。

家の壁(石膏ボード)にホチキスで重いものを吊るす超アナログ技術。

大型ディスプレイもホチキスで、という展示なんですがね。

ギターとか自転車とか吊るせるんですよ。ウチで買おうっと。

イノベーションですなぁ。




併催のInterop

外資の展示が目立ち、日本の大手がまだコロナで出足が鈍い中、わが古巣・総務省の血を引く情報通信機構NICTが今年も気を張っています。エラい。

DX人材育成に注力するプレゼンをしていました。

一緒にやりましょう。




お仕事は?今日の目的は?

たくさん声をかけられました。

もう何年もそんなことなかったけどなー。主催者だしー。

コロナで展示の顔ぶれも世代も塗り替わったってことでしょう。

一皮むけたと思いなせえ。

ではまた来年。


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