■東京湾のMaaS、陸海空です!
SALON CiPオンライン。
「湾岸エリアでのMaaS実証実験の成果と課題」第2回。
空と陸。新たなモビリティサービスを進めるスタートアップ2社を招いて、湾岸エリアを使った実証実験のアイデアを提示してもらいました。
レポートです。
電動の自動運転で、垂直に離着陸する2人乗り5m四方の小型マシン。飛行距離2~30km。だいたい5000万円。
ほしい。
2023年に事業化する見込みだそうです。大阪万博のコンテンツになりますね。
実用化に向け、安全性、免許、離着陸場の要件などルール化が必要と言います。
「実装エリアとして東京湾周辺に期待します。」
竹芝などの地域をつないでもらえれば。
25年度に臨海部のサンドボックス制度を使って実証を進める見込みとのことです。
電動アシスト自転車と電動キックボードを扱います。
ほしい。
IoT管理で圧倒的な高密度で「街中を駅前にする」インフラを標榜します。
若者が乗ると20km/h出て、高齢者が乗ればイスが出て6km/hで動く、といった車体を考えているそうです。
エリアは渋谷から大丸有地区まで広がってきた。次は湾岸エリアとのこと。
地域との連携が重要ポイントで、展開に当たっては政府・与党などとも協議していると言います。
案外、大人です。
ぼくが子供のころ雑誌で盛んだった未来空想図は、携帯テレビ電話とエアカーが双璧でした。
前者はとうに実現したが、エアカーは残された夢。それがとうとう実現します。
そしてもう自転車をこぎたくもない還暦としては、電動キックボードを買おうと思っていたところで、タイムリーです。
前回のサロンシップでは船の話がありました。
陸海空を開発して、有明、台場、羽田、竹芝をぐるりと結ぶ。
ワクワク。
Luup岡井さんがIoT管理に言及しました。陸海空の管制、ネットワークによるコントロール、つまり情報技術がコアになります。
さらにその上のレイヤにあるデジタルサービスがポイントになります。
そしてユースケースやコアユーザを広げることが大事。
この技術、サービス、集客、CiPはお役に立ちたく存じます。
Skydrive羽賀さん「制度化はベンチャー1社ではムリ、連携が重要」。
Luup岡井さん「エリア固有の事情をチューニングするため自治体との協定が大事」。
これら課題に対し、東京都港湾部の伊藤さん白井さんが臨海部で実証する方針を示しました、
当局のかたから前向きな話を頂けるのは実に心強いです。
東京は海を持つ首都の強みを活かしたい。
海辺が賑わう都市はある。シンガポール、バルセロナ、マルセイユ、サンフランシスコ。
でもぐるっと湾にはなってない。
海外にモデルはないんじゃないですかね。
岡井さん「広域で都市部が広がっているのは東京とパリぐらい。しかし、コロナで車道をつぶして自転車レーンにする都市はあるが、そういう点で日本は遅れている。」
羽賀さん「万博の大阪や離島の三重は熱心だが、それ以上にシンガポールが熱心なので、ベンチマークにしている。」
モビリティのインフラをどう作るか。重要問題です。
IT=高度情報社会、モビリティ=高度移動社会の同時進行です。
肝はエレクトリシティとITデータ。
コロナ後はその融合で、案外楽しい社会になりそう。
こういう明るい話で突破して、健康になりましょう。