■武雄市の教育情報化策に関しまして
佐賀県武雄市がタブレット端末を学校に導入した件に関して、ぼくらデジタル教科書教材協議会DiTT関係者がネットでdisられておりまして、それについて説明しておきます。
ぼくらに対する批判はおおまかに言うと以下の2点です。
1 DiTT関係者の議論は無責任だ。
2 機種選定をDITTが主導した。
1について。
武雄市のICT教育推進協議会にぼくらDiTT理事2名が委員として呼ばれたのは事実です。武雄市がいち早く1人1台を達成しようとする姿勢に共鳴し、お役に立てればと考えました。
ネットでは、非公開で自由闊達な意見交換を求められた会議の第一回目の模様(とされるもの)が流れています。ずいぶん前のことで、もうあまり覚えていませんが、それによれば、好き勝手なことを話しています。放談ですから。それを無責任であるという指摘は、全てを否定できません。
ただそれがネットに流れて叩かれているというのは、そこに何がしかの政治的な意図は感じます。ぼくらは、そうした暗闘とは無縁です。
2について。
機種選定をDiTTが主導したことはありません。
第一に、ぼくらはDiTTを代表して委員になったわけでもないし、DiTTの意見を代表したわけでもありません。個人として呼ばれて参加しました。
第二に、ぼくらは全5回の会議のうち、その後1回だけ出席しました。結局、選ばれることになった端末が最終回にプレゼンされたらしいのですが、そこには出席していません。
会議の答申では、対象となり得る全てのOSを候補として列挙しました。具体的な答申を求められても、OSを決め込むことなく答申し、その後、採択では一種類に絞られました。
つまり、採択に対する主導力が強かったとは思えません。
第三に、ぼくらは採択に関わっていません。これが最大のポイントです。
会議の答申を受けて、採択を決めた際の「選定委員」には、DiTT関係者は入っていません。結局のところ、非公開のアドバイザリー会議で意見は言ったけど、後は存じ上げないというところです。
第四に、採択された端末を提供する企業はDiTT会員ではありません。
つまりぼくらは、DiTTの意見を代表しておらず、主導したわけでもなく、採択にも関与せず、結果もDiTTは無縁であります。
本件を巡る経緯には、ぼくらが知らないことも多々あります。
でも、武雄市が全国の先陣を切って「1人1台」を達成しようとし、全国の教育情報化に影響を与えてくれたことは、とても意義のあったことと思っています。
ぼくは日本の教育情報化を進めるべく、旗を振り続けています。批判を浴びながらも、理解のある自治体や企業と運動を続けています。日本は教育情報化の後進国です。それを改革することはこの国の重要課題だという考えは変わりません。
武雄市の前市長が乱暴なひとだったから、グッと進んだ面はあります。他にも教育情報化に取り組んでくださる自治体の首長は剛腕で、ある種乱暴なところもあるかたが多い。
当面、こうしたやる気のある首長、学校、企業などが前進して改革していく必要があり、ぼくもまだリスクを取って運動を続けるつもりです。
武雄市だけでなく、先んじて導入した地域の課題も耳に入ります。機種に問題があるのでは。教材が不足している。ネットがつながらない。先生が使いこなせない。無論、手を打たねばなりません。
しかし。子どもたちがニコニコと、ワクワクして授業に臨むようになった。集中力が高まった。発表・表現しようとする子が増えた。デジタルを導入することによる効果や成果が寄せられるようになりました。これを伸ばしたい。
今は、課題を叩いてブレーキを踏むよりも、成果を伸ばしてアクセルを踏むことが大事。ぼくはそちらに力を入れたいと考えます。
佐賀県武雄市がタブレット端末を学校に導入した件に関して、ぼくらデジタル教科書教材協議会DiTT関係者がネットでdisられておりまして、それについて説明しておきます。
ぼくらに対する批判はおおまかに言うと以下の2点です。
1 DiTT関係者の議論は無責任だ。
2 機種選定をDITTが主導した。
1について。
武雄市のICT教育推進協議会にぼくらDiTT理事2名が委員として呼ばれたのは事実です。武雄市がいち早く1人1台を達成しようとする姿勢に共鳴し、お役に立てればと考えました。
ネットでは、非公開で自由闊達な意見交換を求められた会議の第一回目の模様(とされるもの)が流れています。ずいぶん前のことで、もうあまり覚えていませんが、それによれば、好き勝手なことを話しています。放談ですから。それを無責任であるという指摘は、全てを否定できません。
ただそれがネットに流れて叩かれているというのは、そこに何がしかの政治的な意図は感じます。ぼくらは、そうした暗闘とは無縁です。
2について。
機種選定をDiTTが主導したことはありません。
第一に、ぼくらはDiTTを代表して委員になったわけでもないし、DiTTの意見を代表したわけでもありません。個人として呼ばれて参加しました。
第二に、ぼくらは全5回の会議のうち、その後1回だけ出席しました。結局、選ばれることになった端末が最終回にプレゼンされたらしいのですが、そこには出席していません。
会議の答申では、対象となり得る全てのOSを候補として列挙しました。具体的な答申を求められても、OSを決め込むことなく答申し、その後、採択では一種類に絞られました。
つまり、採択に対する主導力が強かったとは思えません。
第三に、ぼくらは採択に関わっていません。これが最大のポイントです。
会議の答申を受けて、採択を決めた際の「選定委員」には、DiTT関係者は入っていません。結局のところ、非公開のアドバイザリー会議で意見は言ったけど、後は存じ上げないというところです。
第四に、採択された端末を提供する企業はDiTT会員ではありません。
つまりぼくらは、DiTTの意見を代表しておらず、主導したわけでもなく、採択にも関与せず、結果もDiTTは無縁であります。
本件を巡る経緯には、ぼくらが知らないことも多々あります。
でも、武雄市が全国の先陣を切って「1人1台」を達成しようとし、全国の教育情報化に影響を与えてくれたことは、とても意義のあったことと思っています。
ぼくは日本の教育情報化を進めるべく、旗を振り続けています。批判を浴びながらも、理解のある自治体や企業と運動を続けています。日本は教育情報化の後進国です。それを改革することはこの国の重要課題だという考えは変わりません。
武雄市の前市長が乱暴なひとだったから、グッと進んだ面はあります。他にも教育情報化に取り組んでくださる自治体の首長は剛腕で、ある種乱暴なところもあるかたが多い。
当面、こうしたやる気のある首長、学校、企業などが前進して改革していく必要があり、ぼくもまだリスクを取って運動を続けるつもりです。
武雄市だけでなく、先んじて導入した地域の課題も耳に入ります。機種に問題があるのでは。教材が不足している。ネットがつながらない。先生が使いこなせない。無論、手を打たねばなりません。
しかし。子どもたちがニコニコと、ワクワクして授業に臨むようになった。集中力が高まった。発表・表現しようとする子が増えた。デジタルを導入することによる効果や成果が寄せられるようになりました。これを伸ばしたい。
今は、課題を叩いてブレーキを踏むよりも、成果を伸ばしてアクセルを踏むことが大事。ぼくはそちらに力を入れたいと考えます。