■クールジャパン:住まい
NHKクールジャパン「住まい」の巻。
コロナで「おうち」が大切になりました。
ある調査によれば、日本人の7割以上の人がこの一年で「おうち時間が増えた」と答えている。
そして、6割以上の人がおうち時間が増えたことで「ストレスが増えた」とも答えている。
長い時間を過ごす住まいが快適かどうか。日本の住まいは、COOLなのでしょうか。
「収納」
かつて日本の住まいはモノも家具も少なかった。
収納も少なかった。だから洋服ダンスが花嫁道具でした。
豊かになって、モノが増えた。みせびらかせて、ゴタゴタするようになった。
今は逆に家の中をすっきりさせるほうがスマートになっています。
さらに、コロナで家にいる時間が増えました。
改めてハード面から家族の暮らしを見直している最中です。
「シェアハウス」
江戸時代の長屋ですよ。
一つの町内で、井戸も道具も食べ物もシェアする暮らし。
近代に入って、職場中心の生活になって、コミュニティもばらけた。
まだ時代が進んで、スマホのシェアリングサービスに親しんだ世代にとっては、共有してゆるく楽しく暮らす生活スタイルが自然になっています。
さらにコロナ禍で人と人との交流が減ってる今、注目すべき暮らし方だと思います。
「サブスク」
スマホ世代なじみのサブスク。
コロナの在宅勤務は、巣ごもりを強いるというより、いつ・どこにいてもいい自由を与えるということだと思います。
あちこちに住むことができる時代。それを先取りするサービス。
日本では高齢化・過疎化で「空き家」問題が深刻になり、2033年にはおよそ3軒に1軒が空き家になるという試算もあります。
それと、新しい働き方・住み方をマッチングする手段でもあります。
移住よりも手軽にできる地域活性化として注目されるのではないでしょうか。
「伝統工法」
現在の家づくりは木材を職人の手ではなく機械で加工する「プレカット」工法が主流。
大工さんは現場で加工された木を組み合わせるだけで済むため、手きざみのような伝統工法は衰退の一途です。
この番組では日本の伝統を外国人が守ろうと奮闘する場面をよく見かけますが、われわれ日本人が昔からの知恵の大切さに気づきたい。