■学長くんガチョーン.土屋敏男さん
日テレ「電波少年」のT部長。伝説的テレビマン。そして今も作り続けている。コンテンツとテクノロジー。このかたもiU生にとってイノベーターのモデルです。
◆死ぬまでつくる
人がやってないことにしか興味がない。死ぬまでつくる。
誰かのお慈悲でつくらせてもらう。誰もお金を出してくれなかったら一人でYouTubeをやる。それができるいい時代だから、死ぬまでなにかはつくれるだろう。
◆つくる上で大切にしていること
人がやってないことしかやらない。まま当たらない、誰もついてこない。
いまメタバースなどといっているが、2008年セカンドライフ上で番組半年収録して放送。ヒッチハイクは2016年。ひろゆきに言われたがこれはYouTuberがよくやっていること。CSで24時間生放送も生主みたいなこと。僕がやることは早くて5年、長くて20年早いと言われる。
◆個の狂気
自分のクレイジーを保とうとしている。モノを作り続けるということは。それがないとモノがつくれない。
最初から保とうとしたのではない。電波少年は35歳のとき。22歳で日本テレビに入社して13年外しまくった。35歳のときにもういいや、好きなこと最後に1回やってやめてやれとおもって、本当に好きなことをやった。そしたらあたった。土俵際で落ちかけて上がってくるときの力。狂ってくるくらい自分を追い込むと自分にしか出来ないことが出てくる。
◆失敗
失敗すると追い込まれる。帰ってこないやつ9割。帰ってきた1割がなにかしている。
◆学校
楽しかった。転校生だった。そのたびに溶け込まないといけない。新しいものに出会うのが楽しかった。悔やまれるのは大学のときに一切勉強しなかった。映画を作り、コンサートの企画などをした。それをやって楽しいとおもいテレビ局に入った。
◆大学生の間
大学は社会に出るギリギリ手前。自分に何ができるか、何に向いてそうか。4年間自由な時間がある。そこで好きなことをやって、好きなことの先に自分が食ってくことができそうか、はやったほうがいい。最後の全力疾走で、壁に当たっても大した壁ではない、砕けても大したことはない。好きなことがない人は好きなことを見つけるために走る。必死になって走ればなにか見つかる。
◆キミたちへのメッセージ
人生百年時代。今20だとまだ1/5。20代ですべきことは失敗。20代で僕もうまく行かなかった。失敗したからこそ、世の中的に成功と言われている「電波少年」がうまれた。失敗が1番学ぶ。失敗はすごく効く。失敗したもん勝ち。
★後記
ぼくが郵便局長をしていたころ、だから平成元年かな、なぜかニッポン放送に呼ばれ「登別郵便局長のオールナイトニッポン」というのをやったとき、ライバル局に土屋さんが来られてて、ごあいさつしたのが最初の出会い。過激な番組の構想を語られていた。それが「電波少年」になった。ぼくが慶応大学に転じてから授業にお招きして、「個の狂気」についてお話いただきました。iUでもお世話になります~。