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Channel: Ichiya Nakamura / 中村伊知哉
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学長くんガチョーン. カン・ハンナさん

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学長くんガチョーン. カン・ハンナさん




数学オリンピック韓国代表歌人。現代短歌新人賞などを受賞。コスメブランドの創業者。ホリプロ所属タレント。と、いろいろ天才なのだが、ぼくにとっては国際文化経済学者。著書「コンテンツ・ボーダレス」では巻末にぼくとの対談が掲載されています。横浜国立大学で博士論文を執筆中。いろいろ天才なのです。



◆力の入れ方

いろいろなことをやっている。会社を設立し、社員も雇っている。曜日ごとに自分自身で切り替える。番組をやる場合はタレント、研究のときは学者の顔。そうでないと自分自身の人生を全部まともにやれないかなとおもっている。曜日ごとに顔を変えたり、時間ごとに役割を決めたりする人生。


◆将来

いままで、やっていることがそれぞれ点に見えた人生だったが、一つの線になってきている。十年後の自分が明確に線として見える人間になれるのではないかと、自分も楽しみ。


◆学校

学校はプレッシャーの場。韓国にいたとき、競争社会の中で成績を出さないといけない・まともな人間として形をつくらないといけなかった。自分と戦っていた場所。いまも大学院へ通っていて、よいプレッシャーをもらっている。やらなきゃ、読まなきゃ、学ばなきゃという気持ちはとても大事。このプレッシャーと向き合うことによって、自分の人生がますます成長しているとおもう。

最初、学校は重く、プレッシャーで学校へ行きたくない日もあったが、いまは学校が好き。自分に良いプレッシャー・よい刺激をくれる場所。一生学校と付き合っていきたい。


◆キミたちへのメッセージ

わたしは一言で定義できない人間という生き方をしている。「コンテンツ・ボーダレス」という本でも述べているが、今の時代は一つの言葉では表現できない人間になっていくものなのかな、とおもっている。昔では公務員や学者など一つのことを極める生き方が大事だったが、いまは多様性や立体化していく自分の生き方が大事。あまりプレッシャーを感じずに、いろんな自分を吸収して、立体的な素敵な人になれたら、とおもう。


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