松田道雄さんの京都追憶
■松田道雄さんの京都追憶松田道雄さん。1908年~1998年。京都出身の小児科医です。梅棹忠夫さんの著書に、松田さんの本が紹介されていたので、2冊手に取ってみました。「京の町かどから」1968年著。 ぼくが幼いころの京都、それもなじみのある区域の様子が温かく描かれています。...
View Articleデジタル教育反対派への10の質問
■デジタル教育反対派への10の質問橋下大阪市長が2015年にデジタル教科書の全市展開を宣言し、実証実験に動いています。2月には東京都荒川区の西川区長が2014年度に一人一台を区内全小中学校で実現する意向を表明しました。東阪ツートップの力強い動きを受け、地方都市でも今年内に一人一台を達成する自治体が現れそうです。すごい。政府が2020年を目標に据えているのに対し、デジタル教科書・教材協議会(DiTT)...
View Articleビッグデータがビジネスを変える
■ビッグデータがビジネスを変える 総務省から東大に移った大先輩、稲田修一さんの「ビッグデータがビジネスを変える」を読みました。 ビッグデータ=BDはまだ定義がないとして、「大量の情報の集積」ぐらいの緩いとらえ方をしています。可能性を狭めないためにも、現時点ではそれでいいと思います。バズワードでもあり、可能性の広がるキーワードでもあります。...
View Article日本のポップパワー発信10策
■日本のポップパワー発信10策 政府のクールジャパン推進会議(議長・稲田朋美担当相)が「ポップカルチャー分科会」を新設。 ぼくが議長を仰せつかりました。 映画監督の河瀬直美さん、漫画原作者の樹林伸さん、ゲームソフト開発トーセの齋藤茂社長とともに、ポップカルチャーを海外に発信するアイディアを練ります。 明日(4月9日)から始まります。短期間でやります。...
View Articleポップパワー策、追記メモ
■ポップパワー策、追記メモ 一昨日のブログ「日本のポップパワー発信10策」は、ツッコミをあおるためのものでした。 いろんな方面から早速コメントをいただき感謝申し上げます。 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/04/10.html...
View Article知財ビジョン、その審議状況
■知財ビジョン、その審議状況 現在、知財本部で「知財ビジョン」を策定しています。 知財本部設立から10年。これまでの知財政策を検証しつつ、今後10年の新政策を考えるものです。...
View Article教育情報化の推進策
■教育情報化の推進策 2013年3月25日。報道によれば、自民党教育再生実行本部が教育改革の提言案を議論し、その柱として「すべての小中高校でタブレット型の情報端末を2015年に一人一台整備する」ことを盛り込んだといいます。...
View Articleポップカルチャー政策は必要なのか?
■ポップカルチャー政策は必要なのか?●クールジャパンは海外発 コンテンツが一つの政策ジャンルになって20年近く。ここにきて政府は一段と高いギアに入れ、クールジャパンやポップカルチャーを前面に打ち出しました。...
View Article先生はパラパラマンガをほめろ。
■先生はパラパラマンガをほめろ。 「アニメ・マンガ人材養成産官学連携コンソーシアム」の統括委員長を務めています。文科省のおしごとです。アニメとマンガは大切で、人材育成は大事だが、民間に任せる、という文科省のナイスな事業。がんばります。先日、ちばてつや先生、モンキーパンチ先生らを招いてシンポジウムを開催しました。 ごあいさつ申し上げました。平凡ですが、貼り付けます。...
View Article18年ぶりにミュンヘンに来ました。
■18年ぶりにミュンヘンに来ました。ミュンヘンサッポロミルウォーキー、本場の味、サッポロビール。71年のサッポロ冬季五輪、72年のミュンヘン五輪、そのころよく見かけたCM。ミルウォーキーてのはどこか知らないが、とりあえずビールはこの3つの町で作ってるっぽいと思った小学生は、しかし、サッポロの冬は浅間山荘の寒々しい映像とダブり、72年には日本人によるテルアビブ空港乱射事件もあり、ミュンヘン五輪は平泳ぎ...
View Articleアップル、グーグル、アマゾン創業者の伝記を出しました
■アップル、グーグル、アマゾン創業者の伝記を出しましたアップルをつくったスティーブ・ジョブス。 テレーズ・シェイ著、スタジオアラフ訳、中村伊知哉監修。 グーグルをつくった3人の男。 コロナ・ブジェジナ著、スタジオアラフ訳、中村伊知哉監修。 アマゾンをつくったジェフ・ベゾス。 ジェニファー・ランドー著、スタジオアラフ訳、中村伊知哉監修。...
View Article政府はニコ超会議を支援できるだろうか
■政府はニコ超会議を支援できるだろうか「オーイ、ひろゆき~っ!」 頭上で叫び声がする。あっ、ホリエモンだ。コッチから来た山車の上に乗っている堀江貴文さんが、アッチの端でシンポに登壇している西村博之さんに声援を送っているのです。でも、声は届くまい。幕張メッセのだだっ広い会場を埋め尽くす人混みの中では。...
View Article人には人のスマート感
■人には人のスマート感ソーシャルメディアウィークというイベントで、マルチスクリーンとソーシャルメディアの展望についてニコニコ動画の杉本さんとのトークショーに出演しました。ぼくのマルチスクリーン仕事というと、デジタルサイネージの普及を促進したりスマートテレビの市場を開発したりしておりまして、いずれも日本型のモデルを作ろうとしています。放送の電波にIPプロトコルを乗せる「IPDC」を使って、大阪のマルチ...
View Articleオープンデータ運動
■オープンデータ運動のご報告 オープンデータ流通推進コンソーシアム。 81社の企業会員とともに、政府・自治体その他さまざまな情報のオープン化を進めています。 いわゆるビッグデータをビッガーにほじくり出し、共有し、活用して、価値を生んでいく運動です。 ぼくは理事・普及委員長として関わっています。 コンソーシアムの年度末会合での状況報告を共有しておきます。1) 実証実験...
View Article「機械との競争」
■「機械との競争」 エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィーの著「機械との競争」。 MITビジネススクール「Sloan」の教授たちによる情報経済論です。 コンピュータが人間の領域を浸食することで、特に中間層の雇用が減り、雇用は高所得を得られる創造的な仕事と低賃金の肉体労働に二極化すると警告します。...
View Articleオープンデータの優れモノを勝手に表彰してみた
■オープンデータの優れモノを勝手に表彰してみた さて、オープンデータの運動は、公共データをオープンにさせる、カナテコで開くことが当初の眼目だったのですが、やり始めたとたん、そんなことは些末なことだということが明らかになってきました。それよりも、個々人や企業のもつ超大量のデータを公共データとともに共有すること。「みんなのデータ」が公共性を持つことがハッキリしてきました。...
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