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Channel: Ichiya Nakamura / 中村伊知哉
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沖縄国際映画祭にリアルが戻ってきました。

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沖縄国際映画祭にリアルが戻ってきました。


あいさつ 

ポスター




沖縄国際映画祭、第
14回。

上映、トーク、展示、ワークショップ。

まだ本格ではないけれど、リアルが戻ってきました。





3年ぶりのレッドカーペット。

迎える観客のみなさんの笑顔をみて、戻ってきた喜びを実感しました。

今も慎重意見が残るものの、地元のみなさんが署名活動までして「これだけは」と映画祭の開催を望んだ結果。

定着しましたね。







「沖縄・記憶と記録」。

立川直樹さん、杉山恒太郎さんという音楽とCMのレジェンドがプロデュースする展示。

沖縄芸能年表をベースに、雑誌・レコード等で表現するインスタレーションです。





デュークボックスには、沖縄民謡も、歌謡曲も、洋楽もいい具合に混じっている。

このチャンプルーが沖縄。

ぼくが行ったときにはベッツィアンドクリス「白い色は恋人の色」がいい具合にくぐもった音色でかかっていました。





レコードは島唄解説人・小浜司さんのコレクション。

一番古いコレクションは1916年のもので、その後アーティストはレコードを作ってはデュークボックスに入れてもらう営業をしていたという。

小浜さん「ちむどんどんの『ちむ』は『きも』のことで、『こころ』のこと。」

ちむに響きます。






「沖縄の音楽史からひもとく、沖縄・記憶と記録」。

立川直樹さんと小浜司さんが、テクニクスの超高級オーディオで古い民謡などのレコードをかけつつ語る。

「十九の春」はこらえたが、「花」のライ・クーダーで不覚にも涙。くやしい。

いい音は、泣かせる。

https://www.youtube.com/watch?v=8Mc8GH7hREQ






立川さんは言う。

ウォークマン以降、音楽をイヤホンで聴くようになり、いいスピーカーからエアで聴いていない。

アメリカは車社会で、まだエアで聴いている。

エアで聴く体験が必要です。

立川さんの近著「音楽の聴き方」でショックを受けたばかりでして、それは別途整理します。





イオンモールライカムでは、「吉本芸人とマネージャーの日常写真展」。

入社5年目までの若手マネージャーが撮った芸人の日常を展示してみた。

芸人という、天才で、クリエイティブで、ストイックで、泣き笑いの生き物を写し取る。

いい企画です。





写真展を企画したのは慶應時代のぼくのゼミ生、玉澤さん。

いいしごとをしている。

京都国際映画祭でもやってよ。






芸人グッズオークション@イオンモールライカム。

このZAZYのフリップ、落札したい。





大西ライオン、コロコロチキチキペッパーズらによるワークショップも。

吉本+NTTの子ども学習プラットフォーム「ラフ&ピースマザー」の施策です。





沖縄出身のスリムクラブにはiUに来てもらったことがあります。

パンクな漫才で、学生はだいぶ置いてきぼりでしたがぼくは転がって悶絶しました。

レッドカーペットで見つけて「また呼んでよ!」ってしゃがれ声を飛ばしてくれました。

BSよしもと」もできたんで、いつでも!





文枝師匠にきよし師匠。

吉本興業110年の半分、55年、第一線を張っているモンスター。

打ち上げ晩ごはんご一緒したら、ず~っと沖縄の歴史・文化に対する質問を周りに投げておられました。

長く頂上にいながらのその探究心に、一流は学び続ける、ということを学びました。





ついでに寄ったDMMかりゆし水族館。

といいつつ、いた動物が好きなヤツらばかり。

ヘソ天してるアルマジロ。アルマジロの意味がない。

さわれるナマケモノ。なまけていられない。


沖縄、また来ます~




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