■東京湾のMaaS、やります!
ミルクボーイに「シップが効かへん」というネタがあります。
ぼくが進めるCiP(シップ)というスマートシティを進める集まりの場「サロンシップ」に来てそのネタやってくれへんか、とミルクボーイにお願いしました。
けど今回のサロンは間に合わず、違うネタで開きました。
SALON CiPオンライン。今回は東京都のMaaSモデル実証実験、台場と竹芝について。
台場:ナビタイムジャパン森さん、東京臨海副都心まちづくり協議会徳竹さん。
竹芝:MONETテクノロジーズ永寿さん、竹芝エリマネ野口さん。
そして東京都米津さん。
未来の乗り物でベイエリアをハック!
ナビタイム森さんはお台場のMaaS。
モビリティパスを発行して、りんかい線とJapan Taxiをつなぎ、Zeppやフジテレビなどエリア内の施設を回遊する仕組み。シェアサイクルも利用されました。
鉄道、クルマ、自転車。1万件のダウンロード目標をクリア。
豊洲・晴海や大島からの船を竹芝にてクルマで受け、浜松町の鉄道につなぐ。
船、クルマ、鉄道。船のコスト高など課題も探られました。
台場と竹芝、東京湾を南北にまたぐ2拠点のモビリティ実験、刺激的です。
ぼくのコメントを記します。
バスもタクシーも充実している。
他方、東京の際立った特徴は海がある首都であること。G7も中露印も首都に海はない。
だがうまく使っていない。川の都市でもあるがフタをしてきた。
MaaSは陸の充実が主眼だが、船の可能性を探りたい。
東京都・米津さんは空飛ぶクルマを2030年代に、とおっしゃる。
それまでに陸と海をつなぎたい。
竹芝、豊洲・晴海、台場から、羽田、天王洲あたりぐるりと面的につながりたい。
竹芝はまだ顔がない。
タケシバと言っても、タケバシ?シバウラ?と取られたりする。わかりやすさが必要だ。
ぼくらCiPのビルは1万人。この後も大規模開発があり数万人増えてデカい町になる。その顔を見せねば。
ポップ・テックの町として顔を見せるため、7月にイベントを開く。
「ちょっと先のおもしろい未来」、「Change Tomorrow」、略してチョモロー。
Chomorrow。
ポップとテックの未来を見せる。
エンタメの先輩、お台場と2トップで発信できるといい。連携策を講じたい。
この一帯を東京の、日本の、世界のヘソに。
リチャード・フロリダ「クリエイティブ都市論」はボヘミアン(芸術人)の人口集中が大事と説く。
そうした人たちの環境への美的感覚、寛容性、文化的開放性。
いわば「厄介な連中」をどう引き込めるか。
猥雑さ、ワラワラ感が課題となる。
難問です。
ガキどもオタクども外人どもを引き寄せて、暴れていただく。
ぼくの役割は、それに目をつぶることと、いかがなものかというジジイを黙らせることと、世間様にごめんなさいすること。
コロナ後、都市は戻ってくる。
分散、静止とされている現状は、集積と移動にまた戻る。はずだ。
ITは集積と移動を加速してきた。
コロナでいったん逆運動にさせられたが、その間、DXが一気に進む。
DX後コロナ後はまた戻る。はずだ。
だがDX後は、ハイブリッド集積とスマート移動に変わっている。
そのモデルは、世界的にもできていない。
ハイブリッド集積はCiPの宿題。スマート移動はMaaSの役割。
コストや規制など課題はあるけど、チャンスだ。連携して進めたい。
ミルクボーイをお招きして。