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Channel: Ichiya Nakamura / 中村伊知哉
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アングレーム、マンガ博物館

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■アングレーム、マンガ博物館
アングレームのマンガ博物館「Musée de la bande dessinée」。
ボルドーからクルマで2時間です。遠いです。ムーミン展やってました。それを見たかったのではありません。ここに来ておかないと話にならんと思っただけです。

アングレームでは「国際漫画フェスティバル」が毎年1月に開催されます。
昨年、韓国による慰安婦問題の展示をめぐって大きな騒動となりました。
ぼくも事態収拾にかり出されそうになりました。
にしてもです。こんな田舎にまで来て問題提起する根性はスゴいよ。それだけを認める。

2009年に開設されたこの館、11万点のコレクションを誇ります。
19世紀の酒蔵を改造したものだそうです。
フランスの田舎がカネをかけた、という風情。

 



でも、ここ、全部、国費だとか。げっ。
日本もマンガ・アニメの殿堂を作ってください。

いや、ハコは要りません。
ハコは民間が竹芝CiPに用意します。
コンテンツをご支援いただければありがたく存じます。
ソフトをご支援いただければうれしゅう存じます。


仏バンドデシネ、アメコミに混じり、日本のマンガが丁重に扱われています。当然です。
大友AKIRA、中沢啓治GEN、手塚火の鳥、浦沢20世紀少年、平田弘史人斬り、辰巳ヨシヒロ、谷口ジロー、かわぐちかいじ。
もちろん売店にも日本のマンガが多数。
schonen、shojo、seinen、に分かれていました。
以前、パリ場末の書店でみかけたyaoiという表記はありませんでした。国立だもんね。

KMD研究員、北本かおりさんが担当編集しているモーニング「チーズスイートホーム」の絵はがきがたくさん。
うれしい。
フランスでは人気があるって聞いてたけど、ホントね。


 


さて、旅のテーマはいつもポップとデジタルです。
今回のフランス・アキテーヌ地方を巡る道行き、マンガを見終えた後は、デジタルサイネージチェック。
 

アングレームマンガ博物館のサイネージ。

 


サンテミリオンのサイネージ。

 








ボルドー空港のサイネージ。

 




サイネージのあるボルドーのカフェ。

 



ボルドーの公共自転車サイネージ。
欧州の都市はコンパクト+スマートなシティーに進化しています。
ボルドーのトラムはレールから電気を取ってるのでパンタグラフがない。
 



トレモラのワイン自販機。Bergerac、St.Emillion、GASSAC、Pommard。
ありがとう。

 



デジタルと関係なくなってるが、
ソーテルヌで
ソーテルヌ。

 



 

シメはアルマニャック。 
 


では、帰国します。

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