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Channel: Ichiya Nakamura / 中村伊知哉
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反省、2014年。展望、2015年。

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■反省、2014年。展望、2015年。

 賀正 でございます。
 

 2013年を始めるに当たって、2012年を振り返るブログを、2年前に記しました。
 
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/01/20122013.html
 

 2014年を始めるに当たって、2013年を振り返るブログを、1年前に記しました。

 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/01/20132014.html
 

 2015年を始めるに当たって、2014年を振り返ります。
 2014年はスマート化の仕上げに動きました。
 ネット、キッズ、ポップの3本柱について、従来の施策の安定化を図りました。
 その一方、脱スマートの到来をにらみ、新機軸を立ち上げた年でもありました。
 展望かたがた総括してみます。




1 ネット

 デジタルサイネージは五輪に向けた提言を発出。東京と全国をデジタル化せよとのメッセージを出しました。年末には総務省にWGが設置され、国の政策へと高まりつつあります。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/03/by.html

 オープンデータはコンソーシアムが社団法人「オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(略称:VLED)へと再編・法人化され、運動が次のステージに移りました。
 http://www.vled.or.jp/

 IPDCは、放送波にIPを乗せるだけでなく、全放送IP化やIoTにもつながる「脱スマートテレビ」の動きになってきました。来年はIPDC2.0になります。
 ネット炎上は、炎上問題から情報漏洩、サイバーアタックの対策に重きが置かれる状況に。これも活動の重心が移りそう。
 こうしたIT関係の新政策を構築するため、スタンフォード大学APARCと組んで、「IT政策研究会」を立ち上げました。
 http://www.itpolicy-roundtable.net/

 2 キッズ

 デジタルキッズはCANVAS石戸理事長に完全に代替わりし、いよいよ発展期に入りました。
 ワークショップコレクションは10回目を迎え、場所を慶應から青学に移すとともに、全国各地での同時開催を達成。新チャレンジが始まりました。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/10/10.html

 3回めを迎えるデジタルえほんアワードは、19か国から300作品に応募いただきました。ボローニャ国際児童書展のデジタル部門を上回る世界最大のデジタルえほん賞に育ちました。「国際デジタルえほんフェア」には40か国200作品に応募いただき、これも世界最大のデジタルえほん展となっています。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/11/2014_6.html

 昨年のハイライトはプログラミング学習です。GoogleとCANVASのプログラミング学習普及プロジェクト「PEG」は、既に学校など90施設と連携し、5000個のラズベリーパイを用いて、1年で2.5万人の子どもにプログラミングを体験させています。今年、本格的な仕事に育ちます。
 http://pegpeg.jp/

 デジタル教科書もこの1年で大きく動きました。民間企業、自治体、政府の動きが新ステージに入ったからです。ただ、目標には遠い。ジェット噴射のため、5項目の新しい提言「教育情報化ステイトメント2014」を年末に発出しました。有識者、自治体の首長、国会議員など100名を超えるかたがたの合意、署名をいただいています。今年はこの実現に力を入れます。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/12/blog-post_22.html

3 ポップ
 ソーシャルゲームの発展のために2年間、汗を流してきましたが、それはJASGAとCESAとの合併という形に収まりました。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/12/jasgacesa.html

 音楽業界では、SyncMusicJapanを運営しつつ、JAPAN NIGHTに関与してきたのですが、新たに「アーティスト・コモンズ」という大仕事に取りかかっています。これはまだ全貌を世間にお伝えしておりません。音楽業界を核として、コンテンツやグッズ関連業界、関連省庁を巻き込む運動となりますので、乞うご期待。
 http://www.syncmusic.jp/wordpress/

 クールジャパンでは、一昨年のTokyo Crazy Kawaii Parisに続き、Tokyo Crazy Kawaii Taipeiを開催。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/11/tokyo-crazy-kawaii-taipei.html

 マンガでは、海外マンガフェスタを開催するとともに、マンガ・アニメ人材育成プロジェクトを引き続き推進しています。
 http://kaigaimangafesta.com/
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/11/2014.html
 

4 そして、新機軸。
 で、これらを包摂する新しいプロジェクトが動き始めました。
 まず、「CiP」。東京都港区竹芝にデジタル・コンテンツの街を建設する構想です。研究開発、人材育成、起業支援、ビジネスマッチングの拠点。2019年のオープンに向け、産学官の力を集結すべく、春に社団法人を設立します。これまでぼくがやってきたいろんな仕事を連結させます。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/07/cip.html

 そして、「超人スポーツ」。先の東京五輪の開会式からちょうど50年に当たる2014年10月10日、超人スポーツ委員会を結成。誰もが参加できる人機一体のスポーツを開発するため、活動を起こしました。今年はこれを本格的な運動体とします。近く発表します。
 http://superhuman-olympic.org/

 この「街づくり」と「スポーツづくり」が本年のぼくの2本柱。といいますか、これらをつないだ運動に余生をつぎ込む所存です。
 新しいです。乞うご期待。
 

 さて、政府のしごとは内閣官房・知財本部に注力しました。アーカイブと音楽の2タスクフォースを設置し、インフラ整備策を集中審議。今年はその「実行」が問われます。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/04/blog-post_17.html
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/05/japan-night.html

 一方、次の時代を見越した民間の策として、角川さんを中心に新アジェンダ策定の場「IP2.0」を設け、過激な議論も行いました。この熱を政府の場に持ち込むのも今年の課題です。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/03/ip20.html
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/03/ip20_24.html

 情報発信としては海外向けに力を入れました。きゃりーぱみゅぱみゅさん主演の「もしもしにっぽん」、NHK海外向け番組+BSフジ国内番組+ネット配信という実験にて、ICHIYA’S POP EYEという5分のこれまた実験コーナーを設け、学生企画のクールジャパンを発信しています。
 http://www.jibtv.com/programs/moshimoshinippon/

 英語ツイート @IchiyaENakamura 、英語ブログ http://ichiyanakamura-en.blogspot.jp/ も始めました。
 2月にはJMOOCのオンライン無料講座「ポップパワー」を開講します。単なるネット授業にはしません。「つくる」をテーマにします。受講生が政策プラン、アプリ、サービス、コンテンツ等を提案し、スポンサーをみつけて実現することを目指すという、これも新機軸を狙います。
 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/12/jmooc.html

 
 忙しくします。

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